夏八木勲の映画デビュー すでに圧倒的「男臭さ」!――春日太一の木曜邦画劇場

1966年作品(88分)/東映/レンタルあり  夏八木勲が亡くなり、早いもので七回忌を迎えた。  間違いなく、筆者が最も愛した役者の一人であり、スクリーンやテレビ画面に映し出される彼の姿、そして一挙手一投足の全てに対して、役柄を越えて心酔していた。  夏八木勲の魅力。それはなんといっても、隙がないまでに充満し、そして放たれている、その圧倒的な「男臭さ」である。厳(いか)つい面相、ギラつく眼差し、

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