石牟礼さん悼む「天の魚」 水俣でひとり芝居上演 2018/2/19 10日に90歳で死去した作家石牟礼道子さんの代表作「苦海(くがい)浄土」を基にしたひとり芝居「天の魚(いを)」が18日、石牟礼さんが育ち暮らした熊本県水俣市で26年ぶりに上演された。胎児性患者の孫を持つ年老いた漁師の一人語りを通して、水俣病の不条理と近代文明の矛盾を問うた作品を、多くの市民が鑑賞し、水俣を愛した郷土作家の死を悼んだ。 「天の魚」は、石牟礼さんに影響を受けて水俣に移り住んだ舞台俳優の