「戸畑(北九州市)では1回洗濯したぐらいで汚れは落ちない」「扇風機は買って2カ月でべとべとになる」…

「戸畑(北九州市)では1回洗濯したぐらいで汚れは落ちない」「扇風機は買って2カ月でべとべとになる」…。映像とともにナレーターの暗い声が響く。工場の公害問題を訴える戸畑の婦人会が1965年に製作した約30分の記録映画「青空がほしい」。黄、黒、白、赤の不気味な煙が立ち上るシーンには背筋が寒くなった。映画の終盤にナレーターは「工業都市の宿命と諦めてよいのか」と訴えた。 1月末、昨年亡くなった記録作家の林

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE