(書評) 奥多摩の大自然と人情。異色の警察小説—『駐在刑事』『尾根を渡る風』 2023/10/13 主に旧作を中心に、おすすめの本を紹介しています。旧作でもマイナーでも良い本は沢山あるので、そういう本が目に触れるきっかけになればと思っています。 ★「駐在刑事」「尾根を渡る風」 笹本稜平 (講談社文庫) 行楽の秋、読書の秋---。どこかに行きたいけれど難しいという方にも、ちょっとした小旅行気分と、しっとりした読後感が味わえる本をご紹介。 何を隠そう(?)私はテレビ東京のドラマシリーズ「駐在刑事」の