戦地から手紙、父の思い 日々の心情、絵や句に託し〈藤沢市〉

慎太郎さん(左下=田中さん提供)が軍事郵便で家族に宛てた手紙(平和祈念展示資料館所蔵)。「幾百里 歩きし靴ぞ 油ぬる 」としたためられた句に近況を伝えるメッセージが書かれている終戦2年後の1947(昭和22)年、日本丸で帰国した父は戦時中、自らの安否や出征先の日常を絵手紙にしたため、家族に送り続けた。日中戦争と太平洋戦争で終結の見えない戦の日々は、戦後78年が経っても今を生きる人々に戦争の悲惨さや

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