《新選組壊滅の日》鳥羽伏見の戦いで死傷者続出。しかし、内部崩壊の兆しはその前から… 2022/1/3 慶応4年1月3日。洛南の鳥羽街道で、新政府軍と旧幕府軍との武力衝突が起きた。戊辰戦争の幕開けとなる「鳥羽伏見の戦い」である。 「新選組血風録─胡沙笛を吹く武士」を第1回から読む 新選組は旧幕府軍として戦闘に参加したが、新政府軍の最新銃火器の前に惨敗を喫する。山崎蒸、井上源三郎らが戦死し、生還できたのは150名中80名に過ぎなかった。 「もはや刀や槍の時代ではなくなった」 戦闘の後、土方歳三はこ