黒焦げの遺体のかたわらに立ちすくむ少女 龍さん死去 90歳終戦の日

<黒焦げの遺体のかたわらに、ぼう然と立ちすくむ少女>。長崎原爆の惨状を伝える写真として、長崎原爆資料館(長崎市)に展示されている。肉親を奪われ、ひとりぼっちになった15歳のこの少女は年を重ね、家庭を築き、終戦の日の今月15日、家族に見守られながら90歳で天国へ旅立った。  亡くなったのは、福岡県大川市の龍智江子さん。爆心地から約300メートルの長崎市浜口町で生まれ育ち、1945年8月9日、女学校3

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