「今より出発」特攻隊の肉声忘れない ラジオに涙止まらず 91歳

ラジオを再現した劇で、特攻隊員に扮した永渕さん(前列右から3人目) 久留米の永渕さん「戦争は悲しい」  福岡県久留米市田主丸町の永渕悦子さん(91)には、戦争と聞くと頭の中でよみがえる音がある。女学生時代にラジオで聞いた、戦闘機の爆音や、特攻隊員の出撃前の肉声だ。当時の写真や新聞記事を手に、75年前の記憶を振り返る。  1944年12月17日午後8時すぎ、永渕さんは京都府の自宅で家族とラジオに耳を

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE