ボン・イヴェール流、「四季」の完成 – 『アイ、アイ』 ボン・イヴェール

これこそジャスティン・ヴァーノンが追求してきた、時代の救済の歌であり、癒やしの調べなのだろう。きちんと空気を振動させて聴いていると、周囲の空間に漂うものすべてを音化させながら体内に入り込んでくるようで、桃源的な快感に包まれるし、ヘッドフォンで耳奥でダイレクトにふれ合うだけでは、もったいない気がしてくる。ちなみに前作『22、ア・ミリオン』(16年)リリース時の本誌インタビューで、どうやって聴いてもら

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