史上最凶の後味の悪さ! 読了後のモヤモヤと読者の想像が止まらない、ホラー短編集『悪い夢のそのさき…』

『悪い夢のそのさき…』(うぐいす祥子/集英社)  悪い夢だったらいいのに――。 いま、編集部注目の作家  自分にとって不都合な出来事が起きたとき、そんな風に願うことは少なくない。夢から醒めた瞬間のように、すべてなかったことにしたくなる。『悪い夢のそのさき…』(うぐいす祥子/集英社)は、人々にふりかかる悪夢のような出来事と“そのさき”を描いた物語である。  本作の魅力は、読了後に残る形容しがたいモヤ

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