私はなぜルシア・ベルリンの翻訳を熱望したか

無名アメリカ女性作家の本が、発売前から小説好きの間で話題を呼び、続々重版、異例の反響を呼んでいる。4人の息子のシングルマザー、さまざまな職業を転々とした経験から描かれた短篇の数々。人気翻訳家・岸本佐知子が語る、その魅力とは。 聞いたことのない新しい声 最初の一パラグラフを読んだ瞬間に、あ、きっと自分はこの本を訳すことになる、訳さなければ死ぬ、と思うような本に出会うことがある。ルシア・ベルリンがまさ

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