暴力や不貞がなくとも、数年別居しなくともモラハラ夫との離婚は可能<モラ夫バスターな日々23>
◆弁護士・大貫憲介の「モラ夫バスターな日々<23>
東京家裁の待合室で、当事者の女性が、自分の弁護士に対して、同居時に受けていた、夫からのモラ被害を切々と訴えていた。私は、心の中で、(おい、家裁に来る前に事情を聞いとけよ)とつぶやいた。しかし、隣に座っていたので、嫌でも聞こえてしまう。
女性は、長時間の夫の説教を受けて辛かったこと説明した後、
「調停ダメな場合、私、離婚できますか」
と聞いた。