親愛なるマオにゃんへ。バンギャのわたしが編集者になった理由 #PM6:00の偏愛図鑑 2019/7/29 あれは10年前の夏。中学三年生、担任と親との三者面談。 「先生! 編集者になるにはどうしたらいいんですか!」 進路票ではなく、とあるヴィジュアル系雑誌を抱えたわたしは、いたって大真面目だった。あの日のわたしは、編集者という職業に就けば、その表紙に写る“マオにゃん”に、爆発寸前の愛を伝える手段が得られると信じていたのだ。 「すみません。この子、ちょっと変わっていて……」と困り顔の母親。 そして、食い