上野樹里、“20歳差の恋愛”を成立させた眼差し 『お父さんと伊藤さん』が描く新たな家族のカタチ

 上野樹里演じる彩の眼差しに釘付けになる映画だ。彼女は、いつも射抜くような、もしくは戸惑いの視線で、彼らを見つめる。彼女にとって謎多き男たちである2人、お父さんと伊藤さんを。また、少し頼りないが仲のいい兄を。  ヒロイン・彩は、本屋でバイトしている34歳だ。前のバイト先で知り合った54歳の彼・伊藤さんと同棲し、穏やかな日々を送っていた。そんな中、それまで兄夫婦と同居していた父親が、どうにも居心地が

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE