篠田正浩のヤクザ映画はカッコよくて面白いぞ!――春日太一の木曜邦画劇場

1964年作品(96分)/松竹/2800円(税抜)/レンタルあり  篠田正浩監督は、今年で八十八歳。米寿となる。それを記念してこの七月二十七日から、大阪の映画館「シネ・ヌーヴォ」にて特集上映が組まれることになった。  そこで本連載でも、それに合わせてしばらくは篠田監督作品を取り上げていきたい。  まず今回は『乾いた花』。若い頃の篠田の代表作の一つとされる映画だ。  一九五〇年代末から六〇年代前半

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