無実を疑う声は後を絶たず…ニッポン犯罪史を揺るがした「ふたつの裁判」に見る深い闇

Photo:iStock 文/堀川惠子(ジャーナリスト) 執念の捜査の末の「冤罪」 今年4月、北関東の女児殺害事件の裁判員裁判で、耳を疑う報道に接した。有罪の決め手となる物証が皆無で、被告人の「自白(後に否認)」の信ぴょう性が争点となった事件。 法廷では7時間分の取調べ録画が流された。信ぴょう性が争われるのだから当然、全録画かと思いきや、これが検察側の選んだ部分だけ。裁判員の判断に重要な影響を与え

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE