宮本武蔵は”強い男”ではなかった? 佐々木小次郎は”美少年”ではなかった? 2019/5/26 2013年、時代劇映画『蠢動-しゅんどう-』を発表した三上康雄監督が2作目で挑んだのは『武蔵-むさし-』。 剣豪として名高き男の、真の姿を照らした野心作だ。 「絶対に描きたい、そして武蔵を解明できるのは僕しかいないと思っていました。吉川英治先生の小説も内田吐夢監督の映画も大好きです。でも、無類に強い男だったんだろうか。武術を学んできた僕には、もっと地べたを這うように生きた人間に思えるのです」