人間模様が鳥獣戯画のように見えてくる 『猿の見る夢』 (桐野夏生 著)

きりのなつお/1951年、金沢市生まれ。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞を受賞する。他の著書に『グロテスク』『残虐記』『魂萌え!』『ナニカアル』『バラカ』などがある。 講談社 1700円+税 「読んだ?」「読んだ、読んだ、バカだよね」「バカ、クズ。基本、上から目線だしさ」「ほんと、男ってああいうところあるよね。幾つになって

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE