皇室ゆかり美術品に見る、紡がれ続けてきた日本の美の「粋」とは 2019/5/11 ときに思わず溜め息が漏れるほど、小さくて濃やかな繊細極まりない手仕事が見られたり。またあるときには雄渾そのものの、迫力の大画面が現れたり。日本の美とは、かくも多様で魅惑的なものだったのかとひたすら圧倒されてしまう。 日本美術の殿堂たる東京国立博物館で、古今の優品を集めた「美を紡ぐ 日本美術の名品」展が始まっている。 教科書でおなじみの唐獅子も 東京国立博物館、文化庁、宮内庁三の丸尚蔵館