アイロニーと福音が共鳴する場所 – 『偽善からはじめよう』 江沼郁弥

江沼郁弥のソロキャリアの幕開けを飾る配信シングル3ヶ月連続リリースの2作目『偽善からはじめよう』。《だれもかれもが狂ってる/どこもかしこも人間アレルギー/なのになぜ そんなに繋がってる/愛想笑い から笑い》という一見偽悪的なフレーズによってしかし、江沼は今この混迷の時代に潜む(そして僕ら誰もが手を伸ばせるはずの)「本当に大切なもの」の在り処を懸命に探し出そうとしている。ネガティブにネガティブを塗り

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE