破壊と創造の黙示録 映画『セメントの記憶』

新しいビルの建設現場と、戦争で破壊された街。対極にあるはずの光景が重なり、そこから発せられる音の同質性に驚く。ボイスオーバーの少ない語りと、映像で紡ぐベイルートの今。映画『セメントの記憶』が公開されている。 シリアからレバノン・ベイルートに亡命したジアード・クルスーム監督が、高層ビルの建築現場で働くシリア人の移民労働者たちを追ったドキュメンタリー。彼らの住居は、陽光が差し込まない建築現場の地下。水

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