謎と発見の宝庫としての交響曲 – 『岸田繁「交響曲第二番」初演』 岸田繁・京都市交響楽団・広上淳一(指揮)

「クラシックの要素を導入」や「ロックとクラシックの融合」の域を超えて、岸田繁が紛れもないクラシック音楽を手掛けるに至ったのは他でもない、バンド音楽越しに多彩な音楽表現を探求してきた岸田にとって、クラシックはその楽曲展開や和声なども含め、現代のポップミュージックに大きく作用し得るだけの謎と発見に満ちた領域だからなのだろう。ということを、前作『交響曲第一番』よりもさらに緊密にクラシックの表現技法の数々

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