恋愛感情とは異なる、好きな人に嫌われたくないという想い。岸井ゆきの×成田凌『愛がなんだ』

原作小説と映画との、これほどまでの幸せなマリアージュもないのではないか。そう思わせるほど、映画『愛がなんだ』の登場キャラクターたちはみんな生き生きとしている。恋に浮かれ、愛に悶えのたうち回る。まるで、知人の体験談がスクリーン上で再現されているかのような親密さを感じさせる内容だ。原作の世界観、監督の演出力、キャスト陣の新鮮さがうまく化学反応を起こした愛すべき映画となっている。  直木賞作家・角田光代

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