「青」に焦がれ、「青」を歌う – 『だから僕は音楽を辞めた』 ヨルシカ

n-bunaの描く「青」は切ない。彼がこれまでの楽曲で青春、夏、青空といったモチーフを通して描いてきた情景には、いつもどこか寂寞感や失われた郷愁が漂う。ポップなギターロックに乗せて歌われるギャップも相まって高まる切なさ。そうして視点や時間軸を変えながら「青」を歌い続けるn-bunaの想いが結実しているのが、ヨルシカ初のフルアルバムにしてコンセプトアルバムだ。売れないミュージシャンの青年は、詞を綴れ

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