「信長半端ない」随所に 木下昌輝さん新刊『炯眼に候』

作家、木下昌輝さん(44)が、天下統一を目指した織田信長の徹底した合理主義と先見の明に光を当てた連作短編集『炯(けい)眼(がん)に候』(文芸春秋)を刊行した。桶狭間、長篠など数々の戦いを勝ち抜き、自らの死後をも見通した信長の千里眼が圧巻だ。 (横山由紀子)  天罰や仏罰の類を一切信じず、合理の心を大切にしたという信長。木下さんは「信長公記」「武家事紀」などの史料から読み取れる信長像に、独自の解釈を

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