「まく子」原作者・西加奈子、新鋭・鶴岡慧子監督に託した“世界”を広げる願いとは

直木賞作家・西加奈子氏の小説を映画化した「まく子」を見た者に訪れるのは、“世界の広がり”を感じる瞬間だ。第152回直木賞(「サラバ!」)受賞後に発表された愛おしき物語を受けとったのは、初長編映画「くじらのまち」が第63回ベルリン国際映画祭などで高い評価を得た鶴岡慧子監督。原作モノ初挑戦にして、相対するのは何にも似ていない物語――新たに描き直そうとする「まく子」の世界の幅を広げ、そのプレッシャーを和

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE