「スパイダーバース」の映像は何が革新的なのか? 多様な“画風”に注目【藤津亮太のアニメの門 第44回】

たとえ実写が素材として使われても、その素材を加工して、求める“絵”へと近づけていこうとすれば、その思想そのものがアニメなのだ。押井守監督がデジタル技術への転換を背景に「すべての映画はアニメになる」といったのはそのような意味においてのことだった。すべての映画がアニメになった時、重要になるのがビジュアルデベロップメントだ。どういう“絵”を求めるのか、その“絵”をどのような過程で集団制作の手法へと落とし

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