虚実ない交ぜで記される特務機関の戦い『特務諜報工作隊 秘録 雲南の虎と豹』

『特務諜報工作隊 秘録 雲南の虎と豹』(番町書房)  時に1944年。重慶軍の攻勢に拉孟・騰越は玉砕。インパール作戦は失敗に終わり、ビルマ・シャン高原は風雲急を告げていた。  そういう状況の中で、制空権を奪い次々と工作員を落下傘で送り込む英中と戦うために組織された雲南機関の諜報戦を描く物語。  という内容が記された本が、『特務諜報工作隊 秘録 雲南の虎と豹』(番町書房)なのだが、回想録かと思いき

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