芥川賞作家・町屋良平が明かす「受賞後の生活」と「古市憲寿の候補作」について

片やIT企業の役員、片や不向きを自認する営業職に従事する会社員――。今年1月、芥川賞の受賞会見の場に並び立った2人の主役は、「二足のわらじを履く若手作家」という共通点を持ちつつも、実に対照的であり、そのまま平成という時代を映しているようだった。後者の町屋良平氏の受賞作『1R1分34秒』の主人公は、考えすぎてばかりいる「勝てないボクサー」。本人もあれこれと思い悩んでしまう性分らしく、「身も心も小さき

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