「女の子らしく」「適齢期になれば結婚」を見つめ直す――“様々な生きづらさ”からの解放を描く『あたしたちよくやってる』

『あたしたちよくやってる』(山内マリコ/幻冬舎)  周囲の目を気にせず「自分の希望する道を突き進もう!」と決意しても、それは時としてとても困難なことであるように思う。キャリア、結婚、出産――。20代後半で、これらのライフイベントのことを考えると、必ず「年齢」や「世間的な体裁」で大いに悩んだ記憶がある。加えて、両親が孫の顔を見ることを楽しみにしている現実や、周囲がどんどん結婚して、子育てを開始する様

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE