【直木賞候補作】本能寺の変はなぜ起きたのか――信長の生涯を斬新な解釈で読み解く『信長の原理』

『信長の原理』(垣根涼介/KADOKAWA)  天下統一を目前に劇的な最期を迎えた戦国武将・織田信長。その生涯はこれまで数多のフィクションで描かれてきたが、垣根涼介氏は斬新な視点から織田信長という人物をとらえ直した。第160回直木賞候補にもなった『信長の原理』(KADOKAWA)だ。  物語は少年時代の信長がアリの行列をじっと見つめているところから始まる。幼き日の信長はアリの観察を続けていくうちに

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