【倒れざる者~近畿大学創設者 世耕弘一伝】(13)人生の転機と節目…結婚、弁護士試験の断念と就職、独留学内定

世耕弘一は日本大学で雄弁会や学生演劇で活躍したが、本分たる学業でも学部3年のうち最初の2年で必要な学科試験をすべて合格してしまっていた。  ただ、真面目一辺倒ではなかったようだ。講義でよく「一問にして二問の価値あり」と警句を吐く商法の大家の試験で冗談半分でこう書いた。  「短文にして長文の価値あり」  結果は落第点だったというが、ユーモアあふれる学生時代の思い出として懐かしがっている。  〈大學(

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