宮部みゆきのライフワーク!「三島屋」シリーズ最新作が文庫化 2016/7/7 「百物語」をご存じだろうか。 集まった人々が順番に怪談を語り、語り終えるごとに蝋燭の火を消してゆく。百話目が語られ、ついに百本目の蝋燭が消された時に、怪異が訪れる……という日本古来の作法である。 このスタイルを物語に大胆に取り入れ、世の怪談ファンをあっと驚かせたのが宮部みゆきの人気時代小説シリーズ「三島屋変調百物語」だ。 江戸は神田の袋物屋・三島屋には、〈変わり百物語〉と呼ばれる風変わりな名