特撮からNHK大河まで幅広いドラマを手掛けた長崎県諫早市出身の脚本家市川森一氏は、郷土愛が人一倍強かった

特撮からNHK大河まで幅広いドラマを手掛けた長崎県諫早市出身の脚本家市川森一氏は、郷土愛が人一倍強かった。故郷を舞台に数々の作品を書いただけでなく、県立博物館の名誉館長から市民講座の講師まで快く引き受けた。あまりの“気前よさ”に県政界の重鎮が「知事選に出るつもりか」と心配し、探りを入れたこともあったそうだ。 その郷土愛は江戸時代まで独自の光を放った長崎の文化が失われることへの憤りでもあった。晩年に

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