貧困層がサバイブできるのはもはや裏社会のみ!? 犯罪映画『ギャングース』が描く格差社会の実情

今の日本は真っぷたつに分断されている。年収300万円は貧しいと考える上界、年収300万円なんて夢の生活だと感じる下界とに分かれている。上界の人々には、下界は存在しないに等しい。だが、下界で暮らす人間はどんなにがんばっても、安定した収入を得ることはできず、健康で文化的な生活を送り、家族を養うなんて夢のまた夢の物語だ。『SRサイタマノラッパー』(09)でブレイクした入江悠監督の最新作『ギャングース』は

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