戦国時代や幕末はネタになるのに、平安末期の小説が少ないのはなぜ?

『龍華記』(澤田瞳子 著)  本書は「興福寺中金堂再建落慶記念作品」と銘打たれている。今年、興福寺(奈良市)では、伽藍の要である中金堂が300年ぶりに再建された。その“公式”記念作品なのである。 「いま、古代の終わりに興味があって、いずれ源平合戦(治承・寿永の乱)を包括的に書きたいと思っています。しかしテーマが大きすぎるので、パーツを集めていくしかない。今回は南都焼討を通じて、平家の都落ちを南都

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