夏目漱石が俳句に詠み、「わが墓」と題して絵にまで描いた絶景の夕日を眺められる地がある…

夏目漱石が俳句に詠み、「わが墓」と題して絵にまで描いた絶景の夕日を眺められる地がある。小説「草枕」の舞台、小天(おあま)温泉(熊本県玉名市)。漱石は1897年の暮れから滞在した▼ただ、草枕の名場面といえば夕日ではなく、温泉だろう。主人公の画工(えかき)が、貴婦人が川で溺死する前に歌いながら川面に浮かんでいる姿を描いた英国の名画「オフィーリア」を思い、湯に浮かんでいると、それとは知らずその家の娘が入

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