劇団「玉田企画」玉田真也、監督デビュー作「あの日々の話」で提供する“俯瞰の目線”

“カラオケオール”とは、理性を保ち続けなければならない現実から、手軽に離脱できる手法なのかもしれない。声を枯らすほど歌い叫び、笑おうが、泣こうが、怒ろうが、日常における常識は、その密室空間では極力見て見ぬふりをしてくれる。だが、油断は禁物だ。現実が一瞬でも顔をのぞかせてしまえば、心の内に生まれるのは「一体何をしていたんだ……」という後悔の念。劇団「玉田企画」主宰・玉田真也の映画監督デビュー作となっ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE