初恋の相手は子持ちの人妻 ふたりが“最後の一線”を越えたあの日の謎 2018/10/7 歌人の若山牧水が没してから今年で90年。歌人の俵万智さんが、牧水の評伝を上梓した。 『牧水の恋』(俵万智 著) 「牧水の短歌をはじめて読んだのは高校生の頃です。2年生のときに大失恋をしたので『山奥に ひとり獣の死ぬるより さびしからずや 恋の終りは』などの失恋の歌には心から共感しました。ダイレクトに比喩が届く歌です。そして失恋がもとで受験勉強に身が入らず指定校推薦で早稲田大学に入学。はからずも