戦時特撮に一杯食う 編集委員 上別府 保慶

真珠湾攻撃についての米国のドキュメンタリー番組を見ていると、しばしば同じミスを繰り返している。実写映像に、日本の特撮映画の場面が紛れ込んでいるのだ。 それは、東宝が戦時中の1942年に作った戦意高揚の映画「ハワイ・マレー沖海戦」から取ったシーンで、炎上する米戦艦をゼロ戦の操縦席から見下ろすアングルなどが使われている。一目で特撮と分かるのは、ゼロ戦は1人乗りで、戦闘中のパイロットにカメラを回す余裕な

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE