【関西の力】王国誕生(3)阪神・阪急沿線は名作の舞台 谷崎潤一郎、村上春樹、手塚治虫ら育んだ土壌、文化に

阪急電鉄、阪神電鉄が結んだ大阪-神戸間の沿線は、大阪と神戸の文化が混じり合い、明治後期から昭和初期にかけ、西洋文化の影響を受けた「阪神間モダニズム」と呼ばれる文化が発展。伝統に縛られない自由な雰囲気のなか、手塚治虫、村上春樹といった多くの文化人の才能を育む土壌となった。 「細雪」生む  阪神間に暮らした文化人といえば、神戸や芦屋に移り住んだ文豪、谷崎潤一郎が代表格。昭和初期には当時、新聞記者をして

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