特攻の最期、絵筆で迫る 鹿児島の元教諭、6年かけ57枚 「戦争の生々しさ感じて」

女性が藤野軍曹のほほをさすりながら号泣する場面  沖縄戦に向かう途中、徳之島(鹿児島県)沖で戦死した特攻隊員の胸に去来したものは何だったのか-。徳之島で育った同県姶良市の有田義孝さん(76)はそんな思いから、文献を読み、証言を集め、彼の最期を57枚の水彩画にまとめた。大病を患いながらも、6年間の調査の末に生まれた絵には文章も添えた。「戦争を観念や数字で捉えるのではなく、一人の人間の生傷に触れるよう

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