つまらない芸人ほど”素人ウケ”で満足する 2018/8/18 2018/12/15 芸は刹那である。“上沼恵美子批判”で窮地に陥る芸人がいるように、一瞬のウケを狙うだけの言葉は自身に鋭く返ってくる。一方で、しぶとく生き残っている芸人は、ときに深みのある言葉をぽろりと吐く。田崎健太氏の著書『全身芸人』(太田出版)より、毒舌で人気の芸人・毒蝮三太夫のエピソードを紹介しよう――。 「喋り」こそ、最高の娯楽 82歳の毒蝮三太夫(どくまむし・さんだゆう)は自分の芸――話すということをこう