【広島原爆の日】被爆した元プロ野球・張本さん姉 「悲しい。でも、語らねば」

「はよ勲(いさお)と逃げんさい」。73年前の夏、原爆の爆風で倒壊した家の下で、母が叫んだ声が今も耳に残る。当時7歳だった小林愛子さん(80)=兵庫県加古川市=は、まだ5歳だった弟で元プロ野球選手、張本勲さん(78)の手を引き、広島の街を2人で逃げた。母は無事だったものの4歳上の自慢の姉を亡くした。一時は記憶に蓋をしたが、今は子供らに被爆体験を伝えている。「思い出すのは恐ろしく悲しい。でも、語り続け

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

CLOSE
CLOSE