「性」を引き受けた、その先にあるものを描く:古谷田奈月『無限の玄/風下の朱』

古谷田奈月さんの『無限の玄/風下の朱』が、7月12日(木)に筑摩書房より発売されました。 死んでは蘇る父に戸惑う男たちを描いた「無限の玄」(第31回三島由紀夫賞受賞作)と、野球に賭ける女子たちの熱く切ない物語「風下の朱」(第159回芥川賞候補作)を併録した本作。古谷田さんにとって、この2作は「父と娘のような関係」であり、その執筆は自身の「女性」という性に向き合う決心が必要な、苦しい挑戦だったそうで

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