「君の名は。」に続く、新海誠作品に見る”実体のない喪失感”と”世界の広がり” 藤津亮太のアニメの門V 第14回

この原稿は『星を追う子ども』と『君の名は。』を比べるため両作の重要な部分に触れています。『ほしのこえ』がもどかしかったのは、あれほどのメールをやりとりしながら、ノボルもミカコも自分の話しかしないところだ。ダイアローグのような、モノローグの応酬。この自分の内側へと向かって発せられる言葉は『ほしのこえ』から『秒速5センチメートル』に至る、新海誠監督の初期3作に共通する特徴といえる。モノローグから伝わっ

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