妻の姿が歌声でよみがえる 東峰村の熊谷武夫さん 九州豪雨1年

「一緒に歌いたかったろうなぁ…」。5日にあった福岡県東峰村の追悼式。地元の宝珠山女声合唱団9人が、豪雨の犠牲者に歌をささげた。熊谷武夫さん(73)は、胸を締め付けられる思いで耳を傾けていた。 1989年の発足当初から合唱団に所属し、村の文化祭などで元気な歌声を響かせた妻、みな子さん=当時(66)=は、1年前の豪雨で自宅ごと流されたとみられ、帰らぬ人となった。 武夫さんは仮設住宅に入居。自分で食事の

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