ほとばしる色彩が誘う絹谷芸術の世界へ 京都市左京区・京都国立近代美術館2017年8月22日~10月15日
鮮烈なイメージとダイナミックな構図で知られる洋画家、絹谷幸二(きぬたにこうじ)。これまでの代表作品を通して、独自の画風をたどる展覧会が開かれる。
昭和18年(1943)生まれの絹谷は、東京藝術大学で学び、壁画の集中講義のために来日したブルーノ・サエッティ教授の誘いを受け、昭和46年にヴェネツィアに留学。壁画の古典的技法、アフレスコの現代的表現を習得する。帰国後に発表した「アンセルモ氏の肖像」で、