有名人「下半身騒動」の始末書!(3)<特別寄稿作家・田崎健太>破天荒芸人・月亭可朝の遺言
本来、芸人とは一般の人間とは違う魔界の住人であった。観客は、彼らの破天荒ぶりや狂気を含めて愛し、その話術に夢中になったものだ。その意味で、月亭可朝は本物の芸人だった。気鋭のノンフィクション作家・田崎健太氏が、可朝に密着した最期の日々を描く。 可朝の人生は“賭博”と“女”と“洒落”にまみれている。まずは競艇から。「あれはな、麻薬と一緒や。予想していると安心すんねん。住之江(の競艇場)で二千万当たった