【関西の力】祇園祭(1)色彩の魔術師・伊藤若冲の鳳凰、山鉾に舞う 3年かけ800色「西陣」精密織

千年を超える歴史を持つ祇園祭は貞観(じょうがん)11(869)年、疫病が京の都に流行した際に、66本の鉾(ほこ)を立て悪霊を集め祓(はら)ったのがその始まり。京の町衆によって守り続けられてきた祭礼だが、祭りが伝統を守るきっかけになったものもある。そのひとつが西陣織の技術だ。 1843年創業の美術工芸織物の老舗が担当  色彩の魔術師とも呼ばれる江戸中期の絵師、伊藤若冲(じゃくちゅう)の生誕300年に

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